私たちの生活に欠かせなくなった自動車。自動車会社ではエンジンの性能をチェックしたり、排気ガスで空気を汚さないよう、排気ガスの成分を分析しています。
整備工場やガソリンスタンドなどでされる排気ガスチェックは、アイドリングといって、車を止めた状態でテールパイプから出てくる排気ガスを分析しますが、自動車会社ではもっと高度な方法で行われます。実際に車を走らせてテールパイプから吐き出される排気ガスを分析するのです。でも、それでは、分析計やテールパイプと分析計をつなぐチューブも一緒に走ることになり、たいへんです。
そこで使われるのが「シャシダイナモメータ」といわれるもの。メータといっても目盛りがあるわけでなく、大きな金属製のローラーを電気で制御する装置です。このローラーに車のタイヤを乗せて実際に走るわけです。ちょうどランニングマシーンのように。走り方も色々な種類があって、法律で定められています。たとえば市内を普通に走るパターンや高速道路を使うパターンなど。自動車のカタログに載っている10モードなどがそれです。
「シャシダイナモメータ」はこのパターンに合わせてローラーを電気で制御して、実際の道路を走っているのと同じ状態を再現できるのです。しかもこのパターンは世界各国でいろんな種類があります。このようにして自動車会社では、性能の良い車、燃費の良い車の研究をしています。

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