最近の車のボディはずいぶん丈夫で軽くなりました。電子レンジなどの家電製品もデザインが良くなり軽くなりました。この理由のひとつに金属の品質が良くなったことがあげられます。
鉄は元素記号Feという元素ですが、これに他の元素が少し加わって、鉄の性質がいろいろ変わってきます。たとえば鉄にわずかな炭素が加わると炭素鋼という硬い金属になります。炭素の量を変えることで硬さも変わってきます。あまりたくさんの炭素を加えると、硬いけれどももろくなります。このように、鉄をはじめとした金属に、いろんな元素が加わって新しい性質の金属が生まれてくるのです。
それでは、金属に含まれるこれらの元素はどうやって測るのでしょう。見た目ではちょっとわかりません。金属を数百度から千数百度の高温で燃やすと含まれている元素は酸素と結びついて酸化物になります。たとえば炭素(C)は酸素(O)とくっついてCO(一酸化炭素)やCO2(炭酸ガス)という分子になります。これを赤外線ガス分析計という装置で測るのです。分子はそれぞれ特別な波長の赤外線を吸収する性質があります。この性質を利用しているのです。COやCO2の分子の量を測ることによって、炭素(C)の量を計算するのです。
軽くて丈夫な金属ができることによって、安全で燃費がいい、地球に優しい車が生まれてくるのですね。


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