1991年1月。世界を震撼させたあの湾岸戦争の勃発を、HORIBAの大気汚染測定装置は確実に記録していました。イラクに侵攻されたクウェートには、従来からHORIBAの大気汚染測定装置や水質汚濁測定装置が数多く納入され、産業の発展とともに歩んできました。戦争に伴いそのほとんどの観測ステーションは破壊されてしまいましたが、たったひとつの大気汚染観測ステーションが生き残り、戦争に揺れるクウェート市内の大気の状況を刻々と記録し続けていたのです。無人で大気を測定するこの装置のレコーダーには、戦争開始を知らせる急激な大気汚染の増加がしるされています。
大気中のCO(一酸化炭素)は毒性のガスとして、またNOx(窒素酸化物)は酸性雨の原因物質として知られています。我が国ではこのほか、SO2(硫黄酸化物)、Ox(オキシダント)、HC(炭化水素)、ダストなどが大気汚染物質として環境基準で厳しく規制されています。HORIBAの大気汚染監視用測定装置はこれらの汚染物質を自動的に無人で測定する装置で、世界各国に納入され、地球環境を見つめ続けています。
あなたも一度はご覧になったと思いますが、「ただいまのCO濃度は○○ppmです・・・」という電光表示板。この中にも大気汚染測定装置が設置され、街角の大気の状況を日夜観測し続けているのです。

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