けがをすると出てくる血はどうして赤いのでしょう。じつは、血液の中には、赤血球という単細胞があって、この中にヘモグロビンを含んでいるため赤く見えるのです。赤血球は、直径平均7μmの円盤状をしています。また、その中にあるヘモグロビンは、鉄を含む色素と蛋白質が結合した化合物で、酸素と簡単に結びついてしまいます。私たちが生きていけるのは、ヘモグロビンが肺の中で酸素と結合し、全身に酸素を運んでいるからです。こんな重要な役割をしている赤血球は、血液1立方mm中450万個程度ありますが、この数が変化するといろんな症状が表れてきます。たとえば、貧血。血液中の赤血球の数が減って、めまいなどの症状が出てきます。
 
一方、血液の中には白血球というもう一つの細胞があります。この細胞は、赤血球よりやや大きく、血液1立方mm中に5000〜7000個あります。白血球は、体の中の細菌や異物を殺す重要な働きをしています。たとえば、白血球の数が増えると、身体のどこかで炎症が起きたり、細菌に感染していることがわかるのです。だから、この赤血球や白血球の数を調べることは、病院でも非常に重要なことなのです。
私たちが、身体がおかしくなって病院へ行くと、まず血液の検査をしてもらいますね。このとき役立っているのが血球計数装置という検査機器なのです。この装置は、血液の中の赤血球や白血球の数を、光学的な方法や電気的な方法で調べ、私たちの健康を守るため活躍しています。


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